(2023年5月12日更新)
※このページは学習ログです。
昨日2023年5月11日にGoogleの文章生成AI「Bard」の「日本語対応」が発表されました。
ちなみに韓国語にも対応。他は現状、英語のみらしいです。なんで?という気はしますが置いといて。
その記事を見た直後にBardを実際に使ってみて、ChatGPTにも同じ質問をしてみました。
昨日と今日2回使ってみた感想は、ChatGPTがまだリードりている点は否めないが、Googleならではの一般ユーザー目線での使い方、Googleの各アプリとの連携など可能性の大きさを感じました。
ただし、Bardの情報は最新により近い。ChatGPTは改良されていくとは思うが、今のところ2021年まで。
また、Googleは既に多くの人が日常的に使っているサービスやスマホなどのデバイスも豊富なため、今後の急激な普及の可能性も感じました。
以下は試したことを図解入りで。
目次
Bard(Google)日本語対応に伴い使ってみた【AI学習ログ】
Bardのアカウントは既にグーグルのアカウントを持っているなら、とても簡単。
使い始めるまでに1分もかかりませんでした。
今後を考えると、グーグルクロームを使うのは必須かもしれない。
何よりこれまでGoogleが提供するサービスを人々が使ううちに積みあがったデータ量が半端なく多い。
サービスも一般の人々の生活に溶け込んでいるため、今後も使われ続けることを考えると、Bardの可能性は大きいと思う。
※なお、5月12日時点の自分は、まだBingを使っていません。もちろん今後学習していきます。
Bardのアカウント作成
Bardのアカウント作成は、この画面のように規約に同意すればすぐに使えました。
また、「試験運転中」と同意画面でもBardの画面でも表示されています。
これは日本語がというより、Bardそのものが試験運転中ということだろう。
早速「Bard」を使ってみました。
Bardはグーグルらしく、とてもシンプル
Googleらしく、とてもシンプルな画面です。
また、Googleは一般ユーザーのことをよく考えて使いやすいサービスを提供しているため、このようにとっつきやすく親しみを感じる文章が出てきました。
特に「何から始めればよいかわからない場合は、こちらをお試しください。」と書いてあるなど、ChatGPTなど文章生成AIを1回も使ったことがないユーザーでもデビューしやすくなっています。
PCで見た場合、左側に「アクティビティ、よくある質問、最新情報、ヘルプとサポート」があり、不慣れなユーザーでもすぐに使えるように色々考えられています。
これはビジネスシーンでChatGPTを色々試している人にとっては、少し物足りなさを感じるかも。
反面、一般ユーザー目線で考えると、とても親切な印象を受けました。
アクティビティ「ログ」について
✅Bardの場合、アクティビティを押すと、自分がプロンプトを与え回答を得たページが開きます。(どうやらプロンプトだけが残っているようだ。)
✅ChatGPTは左側に並ぶので、どちらも使いやすいと感じました。(ChatGPTは、プロンプト、回答、やりとりが残る。)
Bardのおすすめ通りに使ってみた
まずオリジナルのメッセージを入れる前に、2段目の、
「織田信長が現代の経営者だったとしたら、新入社員にどんなアドバイスをしそうか教えて」
をクリックしてみました。
※なお、この3つの文章はBardを開くたびに違います。
このような回答がBardから返ってきました。
※回答時間は、肌感覚ではChatGPTの倍ほどの時間がかかりました。
ただ、ユーチューブ見てるとChatGPTより早いという人もいらっしゃいます。
おそらく、項目に寄るのかも。
最新情報の検索結果などリアルタイム表示に強い項目はBardの方が強いのかな。
レスポンス時間は超重要なので、今後改善されていくでしょう。
続けて、織田信長でなく徳川家康に変えてみました。(ここにメッセージを入力してください)に入力。
文章生成AIとのコミュニケーションはChatGPT同様
このような使い方はChatGPTと同様です。
このような答えが返ってきました。
それぞれが面白く読むことができました。
続いて、あなた(Bard)なら新入社員にどのようなアドバイスをするか聞いてみました。
ちゃんとBardからの回答が返ってきました!
エクスポート機能
続けて、プレスリリースでもあった、「グーグルドキュメント」に自動的にコピペする方法も聞いてみました。
Bardからちゃんと「やり方について」回答が返ってきました。
✅エクスポート機能があると超便利!
ここで少し間違い発見!
文中に「この回答の右上隅にある3つのドットをクリック」とありますが、3つのドットが見当たりません!
右下にはありますが、それは「コピー、法的な問題を報告」のみです。(右下赤枠内)
すぐに問題解決!さすがGoogle
しかし、そこはグーグル!
使いやすさを重視しているためか、すぐ下にこのようなマークが!
スマホでよく見るおなじみの「上矢印」マークです。
クリックしてみました。
「Googleドキュメントにエクスポート」、「Gmailで下書きを作成」が現れました。
早速、Googleドキュメントにエクスポートしてみました。
超簡単にエクスポートできました。↓
個人的にグーグルスプレッドシートを使うことが多いため、それについても聞いてみました。
できるという旨の回答で、方法も記載してありましたが、よく理解できませんでした。
まだ試験運用中なので、このようなことがどんどん改善されていくと思います。
今はトライ&エラーの段階?
Bardは他にも使いやすさを考慮した機能がある
回答の右上部に、「ほかの回答を表示」とあります。
クリックしてみると、回答案1、回答案2、回答案3が表示されます。
それぞれを押すと回答案が見れました。
また、右側の右回りの矢印をクリックすると別の回答?が表示されます。
それでは個人的に興味がるChatGPTとの現時点での比較をしてみました。
BardとChatGPTに同じ質問をしてみた結果
BardとChatGPTに同じプロンプトを投げかけてみました。
なお、回答の改行は私が行っています。
Q:「織田信長が現代の経営者だったとしたら、新人社員にどんなアドバイスをしそうか教えて」に対してのBardの回答はこれです。↓
織田信長も徳川家康も「その人物の説明や人物像」が書かれて回答されるのがBardの特徴のようです。
なお、Bard本人?の意見を聞くときの回答ではBard自身の説明や背景は書かれていませんでした。
Bardの回答
織田信長は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名です。 戦国の三英傑の一人であり、天下統一を目指して戦った人物です。 信長は、先見性と行動力に優れた人物でした。新しい戦術や政策を積極的に取り入れ、戦国時代を終結させたのです。 また、信長は人材を重視した人物でもありました。 優秀な人材を登用し、彼らの能力を引き出すことで、大きな成果を上げました。もし、信長が現代の経営者だったら、新人社員にどのようなアドバイスをするでしょうか。信長は、新人社員に次のアドバイスをするのではないでしょうか。
信長は、新しい戦術や政策を積極的に取り入れました。この姿勢は、現代のビジネスでも大切です。
信長は、優秀な人材を登用し、彼らの能力を引き出しました。
信長は、天下統一という自分の信念を貫き通しました。 信長は、先見性と行動力、そして人材を重視した人物でした。彼のアドバイスを参考に、現代のビジネスに挑戦していきましょう。 |
Q:「織田信長が現代の経営者だったとしたら、新人社員にどんなアドバイスをしそうか教えて」に対してのChatGPTの回答はこれです。↓
ChatGPTの回答
1「大胆な変革を恐れず、挑戦し続けよ」
織田信長は、多くの困難に直面しながらも大胆な変革を行い、時代の流れを読んで前進し続けました。 2「常に周りを見渡し、情報収集を怠らないようにしよう」 織田信長は、常に周りを見渡し、情報収集を欠かしませんでした。 新人社員には、競合他社の動向や市場トレンドを常に把握し、自社の競争力を維持するために情報収集を怠らないことをアドバイスするかもしれません。 3「リスクを恐れず、自分の考えを持って行動しよう」 織田信長は、リスクを恐れずに自分の考えに基づいて行動することが多かったです。 4「人とのつながりを大切にし、信頼関係を築こう」 織田信長は、人とのつながりを大切にし、信頼関係を築くことができるリーダーでした。 新人社員には、人とのつながりを大切にし、信頼関係を築くことができるように、コミュニケーション力を磨くことをアドバイスするかもしれません。 5「常に改善を意識し、自己成長に努めよう」 織田信長は、常に改善を意識し、自己成長に努めることが重要だと考えていました。 新人社員には、自分自身のスキルアップやキャリアアップに向けて、常に改善を意識し、自己成長に努めることをアドバイスするかもしれません。 |
ChatGPTの回答では、その人物の説明はなく、人物像が書かれて回答されるようです。
総合的なレスポンスと回答の見やすさは、まだまだChatGPTに軍配が上がると感じますが、初めて使う一般ユーザーがとっつきやすい点についてはGoogleの方がよく考えられていると感じました。
また、今後も既に長年蓄積されている他のサービスや他社との連携などで考えると、Bardにも非常に期待できると思います。
Bardを初めて使った回答まとめ
このページでは、昨日の「Bard日本語対応開始」のプレス発表を受けて、さっそく使ってみた様子と感想、ChatGPTとの簡単な比較を書いてみました。
他にも画像生成AIや、今後も様々な生成AIが出てくると思うので、プロンプトを与えるものとしてのスキルアップも重要になっていくと感じています。
また、Googleのように、ビジネスシーンだけでなく、一般ユーザーの普段使いでもとっつきやすいAIが出てくると思います。
今後も生成AIを色々使ってみて、共有していきます。